孤高の精神

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「我々はみな真理のために闘っている。だから孤独なのだ。寂しいのだ。しかし、だから強くなれるのだ」という名言がある。

美術家は自分の信念を貫こうとする、ぶれない一面を持っている。ひとたび自身の作品について語り出せば、どうしても譲れない持論を展開していく。それは美術家としての自尊心があるから、自分らしい意見を遠慮せずに主張するだけ。だから、流行っているものには反発し、多数派の好みに群がろうとはしない。どこまでも自分自身であり、自分の個性で表現し、そこに独自性を信じている。自分の軸を基準に創作し続けていく、孤高の精神を持っているのだ。