楽しませごっこ

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「自分でも何かのお役に立つのだ。このことは喜びである。この喜びは自分の一生が、無意味でないことを示している。このことを幸福に感じるのである」という名言がある。

美術家にとって一番うれしいことってなんだろうか?その答えはさまざまあるけれど、結局のところ、一番うれしいと感じるのは、観る人を楽しませることだろう。やはり、美術家は自身の作品を楽しむ鑑賞者の声を聞くことが一番うれしい。自分がつくった作品を熱心に観てくれて、あれこれ自由に話す様子を見てうれしくなる。実に単純なこと。どんなことでも人は人を楽しませることが一番うれしい。だから、美術家と鑑賞者によるあかるい美術談義は、楽しませごっこに繋がるから大切にしていこう。