喧々囂々

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「おもしろくない。そんなの損だ。嫌なことは考えない。とにかくおもしろいことを探す」という、やなせたかしの言葉がある。

そもそもギャラリーという場所にはいろんなタイプの人たちが集まってくる。その顔ぶれは美術家をはじめ文化芸術に携わる者から、さまざまな職業の方や学生さんなどなど、美術に興味を持ってワクワクする人ばかり。みんな自分の好きなことだから、あれこれと語り合っては面白がっている。そして、けんけんごうごうとしながらも、いつの間にかお互いに何かをつかんで、日常を明るくするための英気にしていく。ちょっとやそっと的外れでも、どこか会話がかみ合わなくても、それぞれの主義主張を活かして話すことは楽しい。だから、自分らしい個性を磨きながら語り合っていくこと。美術談義とは、人生を豊かにするために自分自身を映すための鑑なのだ。みんなで美術を楽しんで日常を美しく彩ってみよう。