長所

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学校で習ったことを上手くやれること。いわゆる成績がいいや規則が守れることは、頭がいいと評価されるための大事な要素。しかし、それがそのまま卒業してからも、同じように評価されるほど絶対的なものではない。その人が進んだ世界で能力を発揮して、さまざまな形で社会に役立ち、なにかの一員になれた時に、頭がいいと言われるようになるのだろう。
つまり、この場合の頭とは、ひとつのことを統率すること。言い換えれば、自分を自分でコントロールできること。自分らしく生きればいい。例え仕事や学問などの分野でなくてもいい。他の人にすれば大したことではなくても、小さなことでも支え合えることができればいいのだ。本人にとって重要なことをやって、社会に適応していくことが大切になるのだ。
ところで、臼杵万理実さんの長所と言えば、不思議な世界観を創り出すことと、それによって観る人と仲良くなろうとすることだ。このことは幼い頃からまったく変わっていない。自分にとって楽しいと思うことで、楽しませたい思いが第一にある。周囲の人たちと絵で繋がって喜ばせたい。そういう姿勢が作品に乗り移って親しみを感じさせる。だからこそ、目に見えないものを大切にすること。よくわからないことでも、辛抱強くこだわっていって、感性を豊かなものに磨いていこう。