褒め言葉

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「創造性は繊細な花のようなもので、褒めることで花開く。反対に落胆させると、つぼみのうちにしぼんでしまうことがある」という名言がある。

いわゆる作品を褒めることは意外と難しいもの。いくつも取り上げると言葉の響きは薄れてしまい、相手の心にインパクトが残りにくい。また、適切なタイミングで伝えることも重要だ。成長している美点を見逃さないこと。これまでより良くなったと感じたら、きちんと褒めることは褒めて、創作意欲を高めてやること。変に良い人になろうとせず、本当の理解者になることが大切だ。

つまり、応援するつもりで褒めたいのなら、作品の表層的なものだけではなく、見えないものも想像しながら励ますこと。とにかく、どんな作品でもその人らしい個性的なものが存在している。作者自身が見逃している美点を見つけ出し、それを肯定することで新たな勇気を与えていく。いいと思うところを一所懸命褒めて、作品を一緒によりよくしようと共感できればそれでいいのだ。