「知識」と「知恵」

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「学校は過去と知識を教えてくれるが、本当に大切なのは未来と知恵である」という名言がある。

「知識」と「知恵」の違いっていったいなんだろう?これをモノ差しで例えるとしたら、知識とはモノ差しに書かれた目盛りのこと。ものごとの基準がハッキリとすることで、誰にでもわかりやすいものになっていく。それぞれの社会に存在するモノ差しを使えば、秩序があって確実性の高い行動ができるゆになる。

これに対して知恵とは、モノ差しの機能を応用することで有効性を高めていく。つまり、自分では手が届かない背中のかゆみをモノ差しによって癒すのだ。少しばかり常識の枠からはみ出すことで、その時々の最善な手段として成り立つ。許容範囲ギリギリセーフだったら問題はない。この世は役立ってこそ評価されるもの。大切なのは多様な視点から発想。新しい常識を創り出すために知恵を活用して可能性を切り拓こう。