いつまでも学びあるのみ

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時々、市立図書館でさまざまな分野のティーンズ向けに作られた本を借りることがある。その理由はとても単純なもの。もう一度、若い頃に戻ったつもりで基本的なことを学んだり知ったりするためだ。なんてたって高校卒業してから約40年間。義務教育を含めて勉強したことは、ほとんどと言えるほど覚えていない。きれいさっぱり忘れている。だから、あらためて触れてみると新鮮に感じられて、また、私の若い頃と比べると常識やあり方が変わっていくため、少しでも新しい情報をアップロードしないと、社会についていくことができなくなるからだ。

とにかく現代社会では、今日の常識は明日の非常識になることが多い。それまでよかったことがそのまま通じることは少なくなるばかり。あらゆることがグローバル化してきているから、言動や立ち振る舞いに気を付けなくては、ひと昔前の文化圏に生きる多様化していない人だと言われるだろう。

私をそのような危機から救ってくれたのは臼杵万理実さん。彼女がギャラリーに登場してから、いろいろとやり取りをしていくうちに、このままでは力量不足で駄目だと気付かされる。もっとレベルアップする必要性を考えることが増えていった。このような古いやり方をしていれば、いずれ誰にも相手にされなくなると知らせてくれたのだ。そういう意味では、本当に恩人だと言うべき存在。めだかの学校と同じで、どちらが生徒か先生かはわからないものだ。