好きこそものの上手なれ

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美術家は美術家として創作人生を歩んでいくために、役立つことを身に付けることが大切である。そのためには自分らしい個性が鋭くなるように磨いていくこと。好きな美術のことならコツコツ努力することも辛抱強くやっていけるはず。未来へ希望を燃やしてトライアンドエラーを繰り返し、創作への苦労を楽しみながら、いつの間にか何かをつかむチャンスにめぐまれるのだ。

それゆえ、美術家への可能性を信じて一生懸命にやっていけばいい。作品が評価されることや売れて収入を得ることばかり考えていると、それが上手くいかなかった時に、お先に真っ暗になって行き詰まってしまう。美術界で成功するという軸しかなかったら、どんなに成功しても不安から逃れることはできない。良い仲間との出会いを求めよう。良い仲間がいると創作することを考える機会が増えてくる。とにかく、自分の頭で考えることを身に付ければ、美術の世界で生きていける。美術の世界で生きていくためには、作品制作する時の切り口とか、独自の視点を考える能力が必要になる。

だから、美術について考える力をアップするために好奇心を搔き立てみよう。その範囲は美術だけに留まることなく、さまざまな分野にまで広げていって、新鮮に感じて嬉しくものを育んでいくのだ。日常の小さなことがつまらないと思うから、美術でも小さな発見くらいでは喜ばくなりやすい。自分らしく生きていれば、何かに触れるたびに「へえ、そうか」と感動したりする。自分にしか感じられない美しいものを見つけ出しては、それを活かして独創的に表現することで自信をもたらしてくれる。とにかく、個性とは何かについてこだわり続けること。この基本さえ大切にしていけば、創作は俄然面白くなるだろう。