萌ゆる心

とにかくいろんなことを積極的にやって、自分の力がどれくらいなのかを試してみる。どうせとやさぐれたことを言って、はなっからできないと決めつけてはいけない。何もやろうとしなかったら、何もできないままで、何も変わらないままだ。自分自身の可能性は積み重ねの中から片鱗の一端が見えてくる。一つひとつのことにチャレンジするうちに、その過程から自分らしい個性的なものが発見できるはずだ。
だから、なんでもいいから果敢に取り組んでみよう。それは趣味の分野であっても構わない。例えば、地方から大都市へ大好きなアイドルのコンサートでもいい。そこへ行くことに慣れた人なら平坦な道だけど、普段から引っ込み思案で、おとなしい人なら大冒険。都会を歩けば時には思わぬアクシデントと出くわすかもしれず、自分だけが何もなくて無事にすむと楽観的にはなれない。それでも会いたい気持ちは抑えられない。たとえ火の中水の中。すべてを覚悟して行っていけば、ドラマチックな人生になっていくだろう。
昨日、深海志都香さんと個展準備していた時に、そんなことを彼女に力説してしまう。大ファンの乃木坂46の東京や大阪でのコンサートへたったひとりで行ったと聞いて、その熱量をそのまま美術に活かしたらいいと背中を押した。人とは何でもいいから夢中になることで成長できる。何かに真剣に向き合い燃えることで、バイタリティーさを養っていける。つまり、すべての道はローマに通ず!どんなことも無駄にはならない。あらゆることが血となり肉となって、いずれ人生に役立つものになるのだ。