君の声が聴きたい

先週末、NHK総合で連夜に渡って「君の声が聴きたい」が放映され、子どもや若者から番組専用サイトに届けられた、さまざま問題や抱える悩みなどを取り上げ、どうすれば良いのかについて出演者たちが議論し合った。なんとも胸が痛くなるほど、今の時代は厳しいことが多くある。2020年、ユニセフの精神的幸福度調査で、日本の子どもや若者は先進38か国中、残念ながら37位と低い結果になったことも頷いてしまう。本当にこれまでの常識が通用しなくなって、先行きが不透明な時代にもがいている姿を見ながらあれこれ考えさせられた。

ちなみに私の周囲にはいろんなタイプの若者が集まってくる。みんなそれぞれ個性を活かした作品で、誰かの感性を刺激したいと願って創作している。どの時代でも理想の未来像へ向かって努力する若者は清々しい。一見の雰囲気は変わってきたけど、ひたむきで純粋な姿勢は変わらない。自分の能力を活かし居場所をつくるために、何をどうすればいいのかを自問自答の日々を繰り返す。期待と不安を交錯させながら、未来への可能性を探っていく。当たり前のことや小さなことをおろそかにしては、目標や希望に手が届くことはない。その日その日を大事に積み上げて、平凡が非凡に変わっていけば、充実感が湧いて幸せを味わえるだろう。