非凡になるまで

いわゆる一見すると平凡ではあるけど、見続けるうちに品性を感じてしまうものとは、華やかさはないけど惹きつける魅力があって、いつまでも飽きない人懐っこさが備わっている。それはやはり自分の役割を自覚しているから。人生の楽しみをバランスよく考えていく柔軟さと、何ごとも前向きに受け止める習慣を持っている。

組織の中で働くサラリーマンであろうが、ある分野で研究する専門家であろうが、手腕を振るって生きる個人事業主であろうが、どんな業種の仕事であれ、自分がその仕事を通して社会と結び付くための役割を求めてみよう。小さいことでも微々たることでも、社会に貢献していると自覚できた時に、人はしあわせ気持ちになれるし、心穏やかに生きていけるはずだ。

だからこそ、この世の職業はなんであろうとも誇りを持って取り組んでいく。たとえめぐまれていない環境でも、与えられた条件の中で最善を尽くし、精一杯のパフォーマンスを発揮していく。また、先天的な才能が平凡だったとしても、非凡になるまで粘り強くやり続けていけばいい。いろんなことに積極的に挑戦して、いくつも後天的ものを育てながら、夢を掴み取ることが大切になるのだ。