果敢に

「この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ」という岡本太郎の言葉がある。

人は可能性へ挑戦することで実力が伸びていく生きもの。どんどん自分のことを知れば知るほど、その楽しみは深まっていく。自分自身の感性を磨いていくことで、どんなものにも素晴らしさを発見できるようになる。言いかえれば、自ら何もしていかなかったら、本物の喜びにめぐり合えない。人から与えてもらったことで、充実感などというものを感じることはない。喜びとは自分の意思で選んだことで成長を実感できた時に味わえるもの。何かに夢中になって追いかけるうちに、手応えのあることにめぐり合えるのだ。

つまり、そのうちやるではなく、今すぐにやっていく。何もしないでぼやぼやするより、こうなりたいものがあるのなら、そのもののに果敢に取り組めばいい。これからやることの大変さや失敗を想像し出したら何もできない。やる前からあれこれ考え過ぎずに、まずはやってみること。自分を信じて努力すれば、いつか夢は現実になっていく。前向きに小さな努力を積み重ねれば、大きな成果に繋がっていく。明日でいいという思いを戒めて、今日という日に最善を尽くそう。