個性的に

この世のことを真っ直ぐに見る人、斜めの方から見る人、ひっくり返して見る人と、どこに価値基準を置くのかによって違ってくる。何を喜びにして、何を面白がり、何を悲しみだり、何を楽しむのかは、人それぞれ違うから個性的に生きていける。

そんな中には他人の評価を鵜呑みしている人もいる。「一流」や「名門」など、耳ざわりの良い甘い言葉に惑わされやすい。見た目のカッコウの良さに惹かれて、内面について吟味しないまま受け入れる。それではいけない。一流だから好きという価値基準では、いつも流行になびく人生になっていく。風見鶏のように動いて振り回されるだけだ。

だから、直観力でピンとくるもののを大切にしていく。好奇心のアンテナを立てて、引っかかるものを拾い集めてみる。なんとなく感じたものから選りすぐり、自分らしくこだわっていけばいい。小さなことにでも可能性を感じられたら、そこから興味がどんどん膨らんでいくだろう。とにかく、食わず嫌いをしないように心がけていくこと。ピンとくる感覚を羅針盤にして、個性的に生きていこう。