昨日の深夜、「最高の夢は目覚めてる時に見る」という名言のような素晴らしいサッカーのゲームに没頭する。とにかく、これは夢なのか現実なのかわからなくなるほど、ドラマチックなゲーム展開に、1秒たりともテレビ画面から目が離せないまま。純度100％のピンと張りつめた壮絶な空気は、現地に行かなくても十分に味わえるくらい、エキサイティングであり、スリリングなプレーの連続で、ただただその成り行きを見守るしかなかった。
そして、あっという間に過ぎ去った120分。だのに、まるで1本の映画を観ているように、さまざまなシーンが目に焼き付いてくる。これはきっと、どんな小さなプレーにも魂が込められていて、どちらも負けられない気持ちを前面に押し出し、この一戦に駆ける熱い思いが伝わるからだ。要するに、サッカーのルールがよくわからない人でも、自らの母国のためにすべてを投げ出し、勝利を目指して戦う姿は言葉で語らなくても、ゲームを観ていれば理解できるはずだ。
かつて、サッカー界のスーパースター マラドーナが「人々には『メッシこそが史上最高の選手になる』って話させておけばいいのさ。そのことについては、お前がキャリアを終える時に二人で決めようじゃないか」という言葉を残している。どっちが最高なのかを議論し合えば、その答えを安易に出すことはできない。だけど、未来に二人のような選手が現れれば、そのたびに二人の功績は輝いていく。つまり、そうやって伝説のプレーヤーは永遠に人々に語り継がれるだろう。
