血気盛ん

昨日から川部那萌さんの写真展が始まる。この作品展は、年初に予定していた作品展が急遽延期になり、年初のスケジュールが空いてしまったので、それなら思い切って若い力を抜擢して、新しい可能性にチャレンジすることにした。ごつごつした原石はあちこちぶつかりながら成長していくものだ。

いわゆる若い人は実験をするように作品発表をして、今の自分自身の能力を試すことが大切である。自分のことを知れば知るほど、明るい希望になっていく。もし上手くいかなかったら、また一からやり直せばいい。若いうちなら何度も転んだってかすり傷程度。その経験は成功不成功に関わらず、すべてが肥やしなるから何ともない。

ついつい若いと完璧さを求めやすい。だけど、本気でそれをやろうとすれば、独りよがりで空回りするだろう。なぜなら、まだまだ経験不足で完璧の基準がハッキリとしないため、完璧にやることにこだわったところで、自信に生むような手応えを得られないだろう。だから、一にも二にも挑戦者として頑張っていくこと。未来への礎を創っていくつもりでやってみよう。次々に登場する先輩たちと美術談義して、自分らしさを発見するチャンスしていくのだ。