独自の道

今の世の中、来る日も来る日も情報が湯水のごとく湧き出し、次から次へとめどなく溢れている。しかも、それらの情報は親切っぽくって、親鳥が子とりのために餌を運んでくるように、何らかのメディアを通じて次々にやってくる。ダラダラした不燃焼な一日でも、何かの話題を提供してくれて、何かがしたような気持ちにしてくれるのだ。

それ故、自分自身で話題をつくれる能力がどんどん衰退している。他人からみれば取るに足らないことでも、その人にとって価値のあるものを見つけ出し、こだわって楽しむ文化は減少する一途。みんなの意見とそっくりだから大丈夫とか、同じような考え方をする人が多いから安心だなど、その日その時が良ければ、レンタルの話題で十分だという風潮が蔓延ってしまった。

だからこそ、自分の体感で得る考えることを意識してみよう。ニュートンはリンゴが落ちるのを見て、これはおかしいぞと感じて万有引力を発見したように、その人なりに興味のあることできれば、日常を見る目が変わって、新しい発見のチャンスが増えてくるはず。かたくなに自分らしい世界を追求して、自分にしかない個性的な価値観を見つけ出そう!