聖夜

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今の日本は何でもかんでも経済に結びつけようとする傾向がある。たくましいというのか、節操がないというのか。いずれにしても花より団子。風流よりも実益を重んじるようになった。そのため、人の価値をお金で計る風潮が蔓延っている。人生を資産や収入で評価されてしまうこともある。何とも生きにくい世の中になった。特に美術家にとって辛い時代だ。なぜなら売れるようになる前に、創作が評価されなくてはならない。ぼちぼちの値段なら評価は必要ないが、それなりの価格で売買したいのなら、それなりの根拠となる裏打ちがいる。簡単に言ったら右から左に売れない世界。お金になるまでの道のりは遠い。機が熟すまでには絶対的な時間を要するのだ。だから本物の美術家かどうかは、その目的で何かでわかってくる。何を幸せにしようとしているのかがポイントだ。メリークリスマス!サンタは美術家になるためのプレゼントはくれないが、サンタを想像できる心があるなら、美術家になれるかもしれない。メリークリスマス!目に見えない世界に心を置いて楽しもう!