道一筋

先週末、都会から帰省して来た幼馴染と会って、小一時間ほど旧交を温めていた時、私のあまりの欲の少なさに「もう枯れ始めてるんじゃないか?」と心配してもらった。ただし、誤解を恐れずに言えば、私は基本的に収入がよくないから、お金で満たすことのできる欲に興味がないだけ。しかし、彼のように都会の中で生活すれば、ぐるっと360度見渡す限り、お金で満たされる欲に囲まれるため、いつの間にか、お金を使うサービスの利用が当たり前だと考えてしまうのかもしれない。

そんな私の趣味の読書は図書館で本を借りて読む方が多く、また、大好きなスポーツ観戦は動画発信サービスを利用しているが、格安プランなので大きな支出はない。そして、美術鑑賞はまずはホームで楽しむし、県美は年間会員で割引サービスを受けている。つまり、人生は自分のペースで生きようすれば何とかなる。隣の芝は青く見えても気にしないことが大切だ。ちなみに、昨日は人生で初めて母校サッカー部の男女公式戦を応援する。どちらのゲームも入場無料。だけど、それなりに可愛い後輩たちへの支出あり。それが労働意欲になるから必要なこと。やはり金は天下の回り物なのだろう。