パッション

昨日、山口情報芸術センターで始まったばかりの「あそべる図書館」に参上。するとワークショップの真っ最中で、この展覧会のスタッフの一人である鈴木啓二朗君が縦横無尽に走り回って、参加者をサポートしたり、やさしい言葉でモチベーションを上げていた。嗚呼なんて素晴らしい!人は使命感に燃えて全力で打ち込める瞬間、劇画のように全身から炎を醸し出す。鈴木君はサングラスしていないと見ることができないほど、アートを少しでも楽しんでもらおうと、情熱を燃やして全力で身を捧げていった。

これが本物のパッション。ほんの少しでもアートに興味が持ってもらいたくて最善を尽くす。近ごろこうすればワークショップとして成り立つと計算して、さもしい気持ちで鑑賞者たちを小手先でごまかしてアリバイ作りしたり、SNS見栄を張るような不誠実な連中とは全く違う。今この瞬間に熱中して没頭している人は、一見は非効率で無駄をするように思えるけど、無欲な行動を楽しみ、手抜きせずに、一生懸命生きるパフォーマンスを発揮している。 無我夢中に何かを求める姿は称賛するしかないだろう。。