岡本太郎が残した「人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうかではないだろうか」という名言がある。
この言葉は、自分の掲げる目標に向かってチャンレンジして成功したならば、次はそれよりも上の新しい目標を定めて、それに向かってチャレンジしていけばいい。なぜなら、人が本当に求めているものは達成感を得ることではない。目標に向かって創育工夫と試行錯誤を繰り返し、その能力をフル稼働させることによって、いま生きていることを実感できるからだ。
つまり、いくら世間から拍手喝采をあびて称賛されようとも、突き詰めれば、自分らしく生きている実感が得られなければ、この世は儚いものとしか感じないだろう。いわゆるマラソンなどで走り続けると気分が高揚してくるランナーズハイのように、積極的に厳しいことに取り組んでいけば、いつの間にか不思議なもので心地よくなってくる。だから、常にその瞬間に全身全霊で没頭して、個性を磨き続けることが大切になるのだ。
