運も実力のうち

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「運も実力のうち」という言葉がある。これを字のとおりにそのまま受け取れば、たまたま得たラッキーで何かに上手くいった人で、実力不足の人が偶然の勢いに乗って成功することだと思われている。しかし、本当のところは違うらしい。よく成果を出した人は「自分は運がよかった」と語るけど、実際に運を手にする人は、そのための前提条件を怠っていない。いわゆる才能を磨くために努力を積み重ねて、自分が目標を達成するための準備に余念がないのだ。

つまり、何かで成功するためには自分の才能を見つけて、それに向かって真面目にトレーニングして、ここ一番のチャンスを逃さない運の持ち主のことだ。さまざまな条件を1つずつクリアしながら、成功するために必要な要素を増やし、運の良い環境にするから流れにめぐまれた人になれる。いわゆる「人事を尽くして天命」ということわざと同じこと。力の限りにやるべきことをすべてやったら、あとは焦らずにその結果は天の意思に任せるしかない。成功とは運を掴むためにこつこつと努力ができるかどうかで決まる。成功への最後のひと押しの力のために、自分自身を成長させることが大切になるのだ。

どんな世界でもものごとは、人やものとの出会いから始まる。これは誰でも平等にチャンスがやってくる。自分の才能の中に可能性のあるものを発見したら、必ずその時は訪れてくるだろう。まずは自分自身のめぐまれたものに目を向けよう。今の能力をしっかりと受け入れてみよう。自分なりにやることをしっかりとやってこそ道は拓けてくる。そうやって無我夢中になって頑張っていたら人は黙っていない。周囲に人が集まれば、いろんな知恵も集まってくる。自然と成功の可能性は高くなるはずだ。「運も実力のうち」とは、運を掴むために実力を上げること。前向きな考え方や行動で良い習慣を身に付けていくことだ。