憧れ

誰だって子供時代は何かに憧れて、理想の未来の姿を想像していく。まだ人生の先行きが決まっていないからこそ、自分をどんなにカッコよくイメージしても、やり過ぎってことにはならない。子供の成長とって大切なのは心を熱くする憧れの存在。たとえ馬鹿にされようとも、憧れと同じようになろうとして、ハートを燃やすことが大切なのだ。

この日曜日、絵を見せるためにやって来た13歳の中学生にも憧れの美術家がいた。その話題になったとたん、嬉しそうになぜ推すのかについて語ってくれた。ちなみに憧れている美術家は、美大在学中に美術界へ華やかにデビューして、インパクトのある斬新な絵柄の作品を片手に大活躍。すべてが映画から飛び出してきたような異次元さがある。

私はどうせやるのならこれくらい高くて、10年後の目標としてふさわしいモデルを、ネット検索で上手く見つけ出したことに感心する。ご存じのとおりネット情報は膨大なため、有益なものを簡単には見つけ出せない。それも使用時間制限のあるスマホだから大したもの。やはり危機感は感性を鋭くする。ピカッとひらめいて発見するのだろう。