脚本

「人生というドラマにおいては、自分を主役にして脚本を書いた人と、目的意識もなく惰性で生きた人とでは、たいへんな違いができるのです」という名言がある。

いわゆる美術家として生きていきたいのなら、どんな脚本を書いてみたらいいのか?こんな時はなんでもいいから、これがいいんだと思い浮かぶことを書いてみること。そして、書いたことをやってみることが大切になる。可能性のあるなしはやってみなければわからない。例えそれで痛い目に遭うかもしれないけど、その体験でやれそうなことが見えてくる。何度も何度も書き綴ってみれば、いつか具体的な言葉が育まれるはず。

私は美術の才能はどんな人でも持っていると思う。その人が美術へ情熱を燃やせるものと向き合う。言い換えれば、ごく普通の熱量で取り組んでいけば、ごく普通のことしかできない。だから、主役である自分を活かすために、少しずつ限界を超えていくこと。どこまでも希望的な文言を脚本に書き込み、プラス思考で夢中になって頑張ればいい。チャンスは自分で創れる。どういう脚本を書くのかで決まっていくだろう。