どんぐり

ことわざの「樫の大木も小さなどんぐりから育つ」とは、たとえ最初は小さな実でも、やがて大きく育つことから、小さなことを大切にして積み重ねれば、やり始めた頃は無謀と思えるような挑戦でも、いつの日にか成し遂げることができるという意味である。

つまり、常にひとつずつ段階を踏んで行っていけば、小さな才能でも大きな可能性の扉を開く。今は駄目だったとしても、いつか実現してやるという、成功を目指す気概を持って取り組む。じっとしていないで実際に動き出し、だんだん本質に迫れるように努力するだけ。

もし美術家になりたいなら、評論家や鑑賞者に何を言われても、夢や目標から目をそらさず、創作してなくては発展しないだろう。弱気になりそうな自分に対して挑戦意欲を掻き立てる。才能は人から与えられるものではない。自分で育てるものだと覚悟して頑張ればいい。