昨日は絵本原画展の作者・長谷川義史さんが来場されて、
お越しになられた方々とサインや気さくにお話しをされて盛り上げていただき、
会場内は、もう春のようなほのぼのとした空気で暖かくなりました。
ところで、長谷川さんの2004年1月に発行された「どこどこどこ いってきまーす」は
もっと身近なものをさがしに行こう。となりのおっさんをさがしに行こう。日本の子どもたちの
絵さがしの本を作ろう。そう思って、この本ができました。
朝おきて、僕の場合、メガネが見つからないんですね。「メガネ、メガネ、どこどこどこ-。」
その横でうちの奥さんが子どもたちの着がえをしています。けれど、くつしたが片方ないんですね、
洗たくものの中にも、たんすのひきだしにも、「アレーくつした知らない、くつした、くつした、
どこどこどこ-。」
毎日、みんながさがしものをしてるんですね。イヌも、うろちょろと何かをさがしてる。
そして、そのイヌをかいぬしがさがしてる。
2ページ進んで、3ページさがって「どこどこどこ-」とさがしてください。
いろんなものがかくれています。
でも、かくすほうは大変でした。(長谷川義史のちょこっと裏話より)
と、日常の中にあるちょっとした出来事を大阪人らしいユーモアのある発想で描いておられます。
ちなみにこの絵本にはタイガースの金本選手をモデルにした野球選手が登場して、
カウントツースリーから打った逆転サヨナラ大ホームランの行方には
思わずガッツポーズをして大笑いしました。
それにしてもこのモデルになった場面は2003年の日本シリーズのどこどこどこの場面だったっけ??