ギャラリーで開催中の吉岡一生写真展「本をえらぶ日」に写っている子どもたちの表情を見ていると、
「真剣な眼差し」、「驚き満ちた顔」、「本を読んで至福の笑み」などなど、
楽しさや面白さ、物語にのめりこんでいく姿がストレートに伝わってきます。
これも写真家・吉岡さんが「もうすぐ笑いそうだ」や「感動しそうだ」の雰囲気を感じて、
被写体になる子どもたちの感激や感動の最高点近くでシャッターを押す技術があるからで、
「笑った」や「感動した」ことに気がついて後では間に合わない瞬間の世界を
長年培われたセンスで明るく輝く子どもたちの笑顔を逃しません。
ちなみにサッカーも「ボールが来た」ではなく、「ボールが来そうだ」で動かないと、
ファンタジックなゴールシーンが演出できない世界だから相手チームよりも
味方の選手同志の人間観察をして、お互いの性格をよく把握することが大切なのでしょうね。