時計が止まるとき、時間は生き返る。 ウィリアム・フォークナー
絵画は鑑賞する時には、絵の前に立って作品をひたすら観つづける。
その時、歯車のように動いている日常から離れることができて、
自分自身のこだわっていることを見つめ直し、
喧騒のために感じなくなっている心に栄養を与えられる。
時間を意識的に止めて、日常から休むことで自分を成熟させていく。
ベルトコンベアーのような人生では機械のようになってしまう。
わずかな時間の休みを得ることで、日常が活気づいて生き返るのだろう。