先日、サッカーの応援へ行った時に懐かしい方と出会った。
かつて寮の守をされていて、たびたび一緒に応援していた方だ。
実はかなり長い間、たった一人で応援していた。
それはサッカー部のＯＢでもないし、身近にサッカー部の関係者もいない。
さらにネットのない時代で、サッカーについて話せる友人知人もいなかった。
二重苦、三重苦とも言える環境だったが、応援することが大好きだったため、
ほとんど気にすることもなく、マイペースで試合会場へ駈けつけていた。
そんなある時、「よう見る顔やねえ～～」と笑いながら声を掛けてくださった。
こっちはいきなりだったので、どぎまぎしたけれど、正直、とても嬉しかった。
そして、いろんなことを教えてもらい、一緒に応援させていただくようになった。
ところで、この日も「あたしは怖くて観ておれんのよ」と、いつもの言葉。
嗚呼、懐かしい。そう言えば試合中にいつの間にか、どこかへ隠れていましたね。
でも今でも忘れられないのは約10年前のあるゲーム。ゴール正面で
どフリーでラストパスをもらった選手がドカーンと大きく外してしまって、
みんな口をアングリさせていた時にすぐに大きな声で「馬鹿たれ～～」
と、反応されたのは、さすが百戦錬磨だと尊敬してしまいました。
どうかこれからもサッカー部のグランドマザーとして元気でいてください。
また、試合会場でお会いしましょう！
