一瞬一生

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郷土の偉大なる画家・香月泰男先生のお言葉↓↓
 
一瞬に一生をかけることがある
 
一生が一瞬に思える時がある
 
                香月泰男
 
一枚の絵に人生のすべてを力を注ぎ、人生のすべてを一枚の絵に集積させる。
どのようにでも解釈できる言葉は、とても奥深く感じさせられるものですね。
 
また、この言葉は高校サッカーそのものにも思える。
長い長い人生のスタート地点に立ったばかりの若者たち。
その瞬間には、すべてをかけて戦っている。
でもそれは長い人生の中では、ほんのわずかな瞬間。
どんな栄光も挫折もほんのわずかな瞬間で、あっという間のことなんだ。
 
ところで、友人の新聞記者から決勝戦の写真をもらった。
ゲームの結果は残念なものになったが、どんなゲームも私にとっては宝物。
なぜなら選手たちは全身全霊の力を出し切って戦っているからだ。
このゲームの中でも至る所にあった。
言葉では言い表せない、いや、言葉のいらないシーンは、ずっと心に残る。
中でも延長前半、思わぬ形で奪われた絶体絶命のピンチ。(上記画像の場面)
目をつぶりたくなる場面に闘志を振り絞って見つめる選手たち。
やっぱり若者は素晴らしい。どんな時もあきらめない。
青春を謳歌している若者は前向きな気持ちが後ろ姿を輝かせている。
 
それにしてもゲームの中で起きた一瞬を見逃さなかったS君は立派だ。
さすがジャーナリストと言いたくなる一枚。元気をもらったぞ!サンキュー!