和食はフォークとナイフ、スプーンを持って食事する洋食などと違うのは、
基本的には器を手で持って食事する。右利きならば、右手にお箸、左手に茶碗、
微妙に角度を動かしながら目に映る食材を想い食感を楽しみ美味しく召し上がる。
この一連の動作は日本文化の原点。五感をすべてを鍛えて、心を育てていく。
なんでもないように思えることだが、一般的に1日3回ほど行う作法だから
その大事さを時々思い出しては意識しよう。前日の夕食が思い出せないのは、
老化の始まりなんていうけれど、忘れるという字は「心」を「亡」くすと書くように
その日に出会えた小さな刺激に気がつかなくなって豊かな日常から遠のくかも。
まあ、「文化」って、自分の意識から生み出すものだからたまにはこだわって、
心にちりやほこりが溜まらないようにクリーニングしていきましょう!