総矢倉

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将棋のフォーメーションで、守りを重要視した戦術の1つに「総矢倉」がある。
王将を金銀各2枚(計4枚)で囲い込み、上辺が非常に広い範囲で厚く、
縦(前)から来る戦いに関しては囲いの中でも屈指の強さを誇るものだ。
将棋に興味のない方にはわかりづらいかもしれませんが、単純に言えば、
攻めよりも守りを中心にした将棋で、弱点は攻め手の駒が足らなくなることです。
 
このような将棋と同じように、このたびの高校サッカーで優勝した鵬翔高は、
4バック+アンカーという5バック。さらに中盤の両サイドもボランチと動くため、
4-3ブロックでゴールを死守するガチガチに守りに守ったチームでした。
 
賛否両論はあると思いますが、どちらも持久戦の末に勝つための作戦。
勝つために自分たちに何ができることを追求して生まれたスタイルなのでしょう。
しかし、地味で忍耐力がいる戦術をやりきったのだから素晴らしい精神力。
やはり、タフなチームが勝つものですね。