想像

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宝くじというものは、買うことができたのなら、もしかしたら当たるかもしれない。そんな期待が持てるから、みんな楽しく買うのだろう。棚からぼた餅を待っているのだ。

そこで例えば宝くじの当たった美術家がいるとする。お金があるから創作活動だけすればいい人生になったとする。しかし、どんな大金を持ったとしても素晴らしい作品が創れるかどうかは不明だ。むしろハングリーさがなくなって、極まりのない創作活動の世界が、めんどくさくなって足を洗ってしまうだろう。お金があったらわかりやすくて楽しめる世...
界は他に幾らでもある。そっちへ行った方が面白いに決まっている。

だから美術家と言うのは宝くじを買うよりも、自分の人生が当たりくじになることを想像して生きていた方が良い。宝くじに当たらなくても、当たった時と同じ幸せな気分に想像してなれるのが美術家の特権だ。どんな環境でも明るく創作できる秘訣はそれなのかもしれない。世の中にはお金で買える幸せとお金で買えない幸せがある。今一度、この基本を思い出して、美術のある日々を過ごしていきましょう!

※画像は一昨日に行われた「Ye Ye × teteyato」でのライブペイント。このエネルギッシュな画像を見ている内に上記の文章が浮かびました。若いって、やっぱり素晴らしいですね。