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人生はよく山登りに例えられるのは、コツコツと麓から地道に登る人もいれば、断崖絶壁のルートから一気に登りたい人もいて、頂上への目指し方が人それぞれの違うことが生き方と重ねあわせやすいからだ。それならば美術大学合格を山登りで例えるのなら高い雪山の山頂に立つことだ。雪山へ登るには技術や知識、経験などが必要で、その準備が不十分だと遭難してしまう。さらにそこから美術家になるとは、高い山頂に立った者が広い視界から見渡した景色の中で、自分の行きたい方角(テーマ)を決めて、その場所へ無事に下山することだ。美大に入った後に創作するためのテーマが見つからなければならない。美大は入学するまでに十分な準備をして、在学中にモチーフになるテーマを探すためにある。ちなみにそのテーマは美術以外の世界から見つけて、こだわって生きていくための道標になるものを指す。一昨日、「知られざる美術大学の世界」と題して行ったトークセッション。その内容を例えるならこんな感じ!美大でどのように学ぶかは各自の自由だが、一生に渡って創作していくためのコンセプトを持てるように、多感な時期にいろんな文化に触れる必要があるのだろう。