さすがにもう若くないなあと思うことが増えてきた。もちろん年齢以上に若いつもりはないし、若さに媚びて流行りを知ったかたぶるほど単純ではない。ただ、若さを武器にして挑戦する若者に、軽く嫉妬するようになったからだ。そうなのだ。やっぱり若者の若さとは偉大なこと。時に未熟さは成熟の持つ聖域を破壊し、未完が完璧を打ちのめして、新しい扉を強引に開いてくれる。そうさ、若さが価値観を掻き回すことによって、老害は防がれ、新しい創造の道へのスタートが始まるのだ。だから若者の持つエネルギーに対して、もっと寛容になることが今年のテーマだ。次世代の人材に温かい眼差しで見つめ、多少認め難いものであっても、そこから生まれる可能性を信じたい。時代の循環は年々早くなってきた。彼らの奇想天外な発想を受け止めて、暴走しないように引きしめる所は引きしめていく。世代を越えて力を出し合って、夢のある世界にしていくことが目標だ！
