明るさ

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私は垣間見えてくる暗い空気を持った若者が大好きだ。瑞々しく眩い若さに反比例した、なんとも言えない形容し難いダークな色は、遠目から見ても真剣に生きている証拠だと思い肯定したくなる。やれ明るい笑顔が良いのだの、ほれ元気で前向きな生き方は素敵だとか、そんな優等生の建前を越えた真っ裸な本音は美しく、こいつはマジで生きているだと感心する瞬間でもあるのだ。だから美術家になりたい若者を心より応援していけるのだろう。ちなみに私もどちらかと言ったら暗い性格なので、マイナスとマイナスを掛け合わせたら、思いもよらない化学反応が生まれて、これまでにない新しい世界が創造できる…、いや、できたらいいなあ~といつも願っている。本物の暗さがいずれ熟成されて本物の明るさになるはずだ。自分の弱気な気持ちに負けないで、もっと深く真理を突き詰めてみよう。そして、新しい創作を発見するために、胸の中にある情熱の炎を燃やし、未来を明るくしていきましょう!※画像は山大大学院生の屋良さんの作品です