三分の理

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「盗人にも三分の理」ということわざがある。これは本質とはまったく関係がないことでも、その気になれば無理矢理に理屈を結び付けられるという意味だ。この世に完璧な人なんていない。スーパーマンなんて存在しない。それと同じように完璧な作品なんてものはない。好意的に観れば長所は発見できるし、厳しく観たら短所は見つかるだろう。だから美術の分野において、作品などを批評したり、批判したり、いろいろと言うことは難しくない。そう、美術鑑賞は作品へ寛容に接しないと楽しむことはできないのだ。そして、自分にはわからないものと思わないこと。その人らしく鑑賞すれば必ず三分の理はあるもの。自分らしい感想を持つことが大切だ。鑑賞する感性は筋肉のようなもので使えば使うほど鍛えられる。どう観たらいいのか悩まないで、勇気を出して一歩前に踏み出そう。美しく感じる品性を磨いて、作品を理解できるように努めていこう!