トーク

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10代後半の頃から人の話を聴くことが好きになった。それは母が始めたギャラリーにやってくる、一癖も二癖もある個性的な方々のトークが面白かったからだ。ネットのない時代。あちらこちらに溜まり場が存在した。ここもそんな感じで、美術家以外にも様々な職種の人が集まり、年齢層も幅広くて話題も幅広かった。人生の先輩にいろんなことを教えてもらい、時には熱い叱咤激励を受けて鍛えられる。若いからって手加減してくれず、とても大人気はなかったが、おかげで強くなることができた。もしかしたら一番の財産なったのかもしれない。まあ、それはさておき、こうして授かった知恵は次の世代に渡すことが私の目標である。恩返しはできないので恩送りすることだ。昭和から平成に文化は変わり、さらに新しくなろうとしている。しかし、本質的なものは大きく違うことはない。要は話し方に気を付けること。その時代のリズムにアレンジして、理解できるように話せばいいのだ!これから生きている限り増え続ける年下の面々。どこまで通じるのかを楽しみに頑張ってみようと思う。