なぞなぞ

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「この世に摩擦がなかったらどうなるのでしょうか?」という名言がある。

『なぞなぞ』とは、問いかけに対して、とんちを利かせた返答で楽しむ言葉遊び。その答えは事実や常識からはみ出し、ダジャレでこじつけ、ユーモアを使いながら表現していく。ちなみにこの『なぞなぞ』と美術鑑賞の世界でも活かすことができる。例えば1つ1つの作品を生真面目に観るより、なぞなぞを解くような柔軟な感覚で捉えて、自分なりの発想で繋がっていけばいい。作品を1つの方向から意識するのではなく、いろんな角度から見つめていくことで、新しいひらめきを創り出すチャンスにするのだ。

つまり、一般的に語れている美術批評からずらしていく。普通はつながならないだろうと思えるものを、あえて無理やり繋げることで、固定観念の壁をぶち破る起爆力になるはずだ。ただし、まずは的をはずさずに本質を必ず押さえること。的から外れ過ぎると言葉にインパクトがなくなってしまうから。あくまでも違和感を与えない言葉で、独創的なイメージと結び付けて楽しもう。