三方よし

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近江商人の精神とは売り手よし、買い手よし、世間よしの、いわゆる三方よしのことを言う。買い手である、お客様に喜んでもらうことはもちろん、社会貢献ができてこそ良い商売になるという理念のことだ。すなわち自分の利益ばかり優先するような発想では末永く商売し続けられない。社会との関わりを大切にし、世の中の人たちに喜ばれることで、結果として商いも発展するという考え方だ。美術も美術家(売り手)よし、鑑賞者(買い手)よし、世間よしの三方よしで成り立っている。作品は美術家と鑑賞との良好な関係によって、時の流れを引き込んで運が開けてくるものだ。自分勝手に好き勝手やっていくことを独創性とは言わない。独創性とは新しい創造をしていくこと。多くの人を魅了する素晴らしい表現だ。どこまでみんなを引き込んていけるのか?持っている力を発揮するために、人に捧げるような謙虚な心で創作していこう!

■HEART2017関連企画 県美展界隈 vol.1 手嶋大輔 × 保手濱拓 2人展 2017年9月16日(土)~24日(日)11:00-19:00