ぼんやりと

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一昨日の夕方、ひさびさに列車に乗って防府へ行く。この日は週末の金曜日。ギリギリまで仕事に追われていた。そのため乗車後は、ぼんやりとするつもりだったが、いつものように人間観察を始めてしまった。人のちょっとした行動を見ては、勝手に妄想することが好きな私。これは美術鑑賞やスポーツ観戦している内に自然と身に付いた感覚。あらゆることで観察力が磨かれた賜物だ。おかげで列車の中にある小さなドラマを妄想する。その人の職業や性格、人生などを勝手に推理して楽しむ。ただ、その昔に比べて個性的な人は減ったように思う。ネットの影響で情報は都会と田舎の差が少なくなった。また、コンビニやチェーン店など、全国どこにでもあるものが増えて、人の個性の均質化が進んでいるのだろう。よくも悪くもその土地にある特有の性質は失われ、垢抜けているけど、ありふれた雰囲気が目立ってきた。このままでは山口らしい人って、希少価値になるのかもしれない。片手にスマホを持つ人たちが増えた車内に、無言の寂しさと未来への危惧を感じた。ぼんやりする時間はインプットしたものを整理できるチャンス。外付けの機械から離れて、頭の中を冷やしてやろう。情報は自分で発見するから面白い!この基本を大切にしながら自分らしさを求めていきましょう!