猫を描く

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先日、保手濱拓君の作品展で「これは絶妙なタッチで表現したね」と、ネコの作品の感想を語ったら、「ネコを描こうとしてそれだけに集中しても、なかなか上手く描けなかったのですが、その他のモチーフを描きいる最中に、気分転換にネコを描いたら面白くできました」と、創作のプロセスを笑顔で話してくれた。なるほど!これぞと狙い撃ちして描いたネコは、世間一般の固定観念に縛られるけれど、その瞬間リラックスして描いた創作は、自由奔放さがあって純粋な感覚が伝わってくる。自分をよく見せようとする虚栄心を拭い去り、自分の個性を正しく尊重できる表現になるのだろう。変な自信なんてものより自分らしい素直さこそ大事だ。彼の素朴な言葉は彼らしくて魅力的だ。どのようなカタチであっても自分らしさを貫いている。だから拓君の作品に心は癒される。やはり等身大で生きていることは素晴らしいのだ!

■保手濱 拓 展 2017年11月23日(木・祝)~12月3日(日) 11:00-19:00 水曜定休日 PLEASE 山口市道場門前2丁目6-15