探究心

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「人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから」というのは、ドイツの作家 ジャン・パウルの言葉だ。近年、私たちはスマホタブレットの普及によって、ネットに繋がりやすい環境の中に生きている。そして、簡単に何でも調べられて、手軽に画像や動画を楽しめて、便利な文明の利器を満喫している。反面、目に焼き付けたり、心に深く刻むことが苦手になった。思い出や大切なことは簡単に機械へ保存できるため、記憶や感覚で覚える必要性がなくなったのだ。本来、備わっている能力は低下しているように思う。1つの出来事を立ち止まって考えて、いろんな角度から探ることをしなくなった。また、不正解だと言われるのを恐れて、自分なりの意見を言わない人が増えた。正解シンドロームというのか、よくわからないものに挑戦しなくなってしまった。人生はたった一度だぜ!自分が正しいと思うのなら少数派になってもいいじゃないか!人生を一冊の厚みのある本にするために、個性を磨くための道草をして、探究心を持って出会いを楽しもう!!!