原っぱ

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先日、あるお店を訪れた時に、居合わせた方から「ギャラリーって、どんな処なのですか?」と尋ねられた。すると私に代わって知人が「いろんな美術作品を紹介して、取り扱うスペースだよ」と答えてくれた。さすが常連さん!的確でわかりやすい説明だ。百点満点と言ってもいいけど、実はそれだけでは気持ち足らない。プラスするのは原っぱで遊ぶような要素。「〇〇で遊びたい人、この指にとまれ!」という子供のように、「〇〇の美術で、楽しみたい人、この指にとまれ!」が大前提にある。つまり美術に興味のある人、好きな人、創っている人、その予備軍などなどが集まって、自分の感性を羅針盤にして、作品を自由に楽しむことを目的にしているのだ。なぜなら美術作品は生活必需品ではない。この遊びの要素があるからこそ、生活に潤いを持たせることができる。心を豊かにさせる一番大切なものだ。その原点を改めて思い出して肝に銘じる。感謝、感謝の良い1日になった。やはり我以外皆我師なのである。

■大西靖子 木版画の世界展 2018年3月3日(土)~11日(日) 11:00-19:00