球ひろい

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野球用語の「球ひろい」。これは少年野球などの練習中にグラウンド周辺に転がった球を集める係のこと。通例としてレギュラー以外の新入生や下級生が行う。メインの練習に参加する時間が限られるため、理不尽で意味がないと言われかねないが、雑用に負けない根性が試される機会でもある。そのため時代が代わっても伝統的に続けられている。それと、もう1点!ただ球ひろいだけを頑張る人と、球ひろいはステップアップだと考えている人に差が生まれる。今の自分から這い上がるために、どうすればいいのか。真剣に取り組んでいるのかがわかるものだ。美術もまったく同じ。ある程度のレベルになるまでには、球ひろいのように地味な状況が続くもの。普通にやっていたら、そのうちに上手くなるなんて幻想だ。根拠のない楽観的な気持ちでは埋没していくだろう。まずは美術の世界を観察して、自分がその社会に空気に慣れて、どの個性を武器に進めていくのか探ること。球ひろいのような状態でも美術の輪にいることを誇りに感じて、ピカソゴッホの球ひろいをするつもりで創作していこう。自分よりもレベルの高いに美術家に触れて、足らないことに大いに発奮して努力しましょう!

■ロベルト・ピビリ絵画展 イタリア人画家が山口で暮らす18ヶ月 2018年4月13日(金)~17日(火) 11:00-19:00(最終日は18:00まで)