イマジネーション

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先日、ある若者から「美術でいうイマジネーションとはどんなことをいうのでしょうか?」と尋ねられた。本来なら「それは自分で考えなきゃ駄目ですよ」と答えようと思ったが、苦し紛れの回答にも聴こえるためやめた。そこで「イマジネーションとは、いろいろな刺激と出会うことで触発されて、自分の中から直感によって生まれる発想のこと。他からの刺激を受けて自分なりに創意工夫して生まれてくる。つまり、いろいろなことに好奇心持つのが第一条件。それまでの自分の殻(常識)を破った瞬間にひらめかそう!好奇心のアンテナに刺激がいっぱい受けれるように磨いていてください」と、要訳したらこんな感じで語った。他から刺激を感じないのは生命観がないと同じこと。新しい刺激を前向きに受け取って今の自分の感覚を確かめてみよう。独創性は何もないところから生まれない。多くの好奇心によって得られる刺激が自分らしい文化を創り出していくのだ。

■稲田絵美 個展 うみと時空とりくと空 2018年5月1日(火)~6日(日) 11:00-19:00(最終日18:00まで)