おかげさま

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あれよあれよという間に今年も大晦日がやってきた。ただ、この日が早く来たと感じられるのは、この1年がおおむね平々凡々に過ごせた証。「無事これ名馬」の格言のように、いくつものことを潜り抜けて、それなりに無事に着地できたからだ。これは自分の努力もさるものながら、やはり多くの他力に支えられている。だからこのような当たり前だと思えることを、一歩引き下がって有難いと考えることが大切だ。人は感謝することによって変わる生きもの。世の中は多くの他力によって繋がっている。いろいろな価値観を分かち合って、やがてまわりまわって分けてもらう。
つまり自分ひとりでできることの限界を知り、お互いにできないことをフォローし合うのが社会なのだ。謙虚な気持ちで感謝することで、その存在に気が付けるようになる。ただし、おんぶに抱っこではいけない。自分のできることがあるから、他人は快く手を差し伸べてくるだろう。いわゆるギブアンドテイクの仲で成り立っている。例えば映画で言うのなら主役ではなく、脇役でもなく、通行人であっても、良いシーンを創るには必要なもの。どんなに小さくても、それがなかったら上手くいかない。大きな円のわずかな弧を支える気持ちを持とう。そして、社会と関わっていくことを意識する。人生は繋がり合い関わり合うことが真理。いつもおかげさまの精神で生きていこう!