マスメディアの広報力あるチームを中心に二リーグを作り運営するという方針で始まりましたが
新加盟チームのことでもめてしまって、結局は加盟反対派の大阪（阪神）・巨人・中日・大陽と
加盟賛成派の大映・東急・阪急・南海のリーグに分裂して、反対派には広島・大洋・松竹・西日本、
賛成派には毎日・近鉄・西鉄が加わり現行のセ・パ両リーグに分かれます。
そして、両リーグ分裂に伴って各球団との選手の優先交渉権がここに消滅した頃に
我が阪神では元祖と言えるお家騒動があり、それはこの年の阪神は６位（８球団中）に低迷した責任に
人望のあったエース兼監督の若林監督を解任すると慕っていた主砲・別当・土井垣ら５選手が
毎日に移籍し、また、巨人でも三原と水原が対立関係から引き抜き騒動が大もめになってしまい、
とうとうGHQマッカート少将が動いて不正引き抜きの一掃することと、
両リーグの勝者が日本一を決める戦いを提案して日本シリーズが誕生しました。
こうして１９５０年に始まった２リーグ制のプロ野球はセリーグが松竹ロビンス、
パリーグが毎日オリオンズが日本シリーズで対決して毎日が４勝２敗で勝って初代の日本一に輝き、
MVPに選ばれた別当薫をはじめ旧・阪神勢が活躍し、ちなみに主力を失った阪神は
松竹３０ゲーム差の４位でした。
そんな因縁を持つ阪神とロッテが今年の日本シリーズで対決したわけでしたが・・・(>_<)
ところで、実はもう一つほど因縁の関係があって、１９９１年に最下位だった阪神はそのオフに
ビートたけしが作った野球チームたけし軍団と対決してあえなく敗れ、
翌年には最下位だったロッテもたけし軍団と対決して１－２で同じく敗れてしまい、
もしかしたら今の最強チームは「たけし軍団」？？？かもしれませんね。
画像は大人げなくロッテを今持って素直に祝福できない自分の心境です。
