繋げる

 

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ひとつのことから身の回りの様々なことを繋げて考えてみる。例えハッキリとしないことであっても、自分の知ったことに置き換えてみると、本質を明らかにするための道筋が見えてくる。ただし、それぞれの点と点を結んだからって、すぐにスカッとする答えが出るわけではない。いや、正解だけなら簡単にわかるかもしれないが、その意味を実感するには経験を積み重ねる必要がある。いわゆる机上の空論ではないけど、理屈だったら子供にだってわかる。この点とこの点をいったい何のなために繋げるのか?そんな自問自答が人を鍛え続け、心を瑞々しいものに磨いて、想像することによって成長していけるのだ。

決して近道を探してはいかない。目的地へ行くための動線を短くしたら、それだけ想像する時間も短くなって、淡白な発想しか生まれてこないだろう。どうやって点と点を繋げるのかを真剣に考えていく。これってどんな方法が他にあるのかを探りながら前向きに取り組む。こうした暗中模索を繰り返し、弱きな心を鍛えて勇気を高めるのだ。

つまり人生の素晴らしさを堪能したいのならゴールへ行くことで味わえるのではない。その場所を目指して懸命に挑戦して、試行錯誤や創意工夫することに、やりがいを感じた瞬間に味わえるものだ。ちょっとくらい上手くいっても、おごり高ぶりなどの傲慢になってはいけない。今時点の自分に満足しないことで発展できるもの。素敵な未来を信じていろいろなことと繋がっていく。巡り会うものと交わりながら自ら創り出し価値観を育むことが大切だと思う。