人間万事塞翁が馬

f:id:gallerynakano:20190913230434j:plain


人間万事塞翁が馬とは、人生の吉凶は変転極まりないため、とても予想することはできない。だから災いも悲しむにあたらず、幸福だといってもそれほど喜ぶことはないことを言う。しばらくして振り返ってみれば、どういう意味だったのかはわかるけど、渦中にいる時はそれが何かが見えにくいという意味だ。

つまり若い頃から思い通りの人生を歩んだ人は、ほとんどいない。誰もが10代で描いた理想の未来図の上を歩んでいる訳ではない。でも、それが決して不幸だというわけでもない。むしろ想定外の幸せを手にしている人の方が多いはず。そう、その時に周囲にいる仲間たちがいることによって、幸福度の指数は大きく変動するもの。こんな仲間が欲しいと願ったところで、実際は簡単に出会うことはない。たまたま同じような場所で育った、同じ学校に通った、同じ趣味だったなど、すべては偶然から始まっている。このような一見は単なる偶然に思える出会いでも、知らず知らずの内に積み重なる内に、夢を叶えるための必要不可欠な仲間に発展していくだろう。

このような人生のメカニズムを悟って、心より感謝する気持ちを持っていこう。いつもこの思いがベースにあったら、運命を引き寄せられるエネルギーになる。私たちはいつもどこかで誰かと繋がっている。他力に支えられて活かしてもらっている。親しい人の喜怒哀楽を思いっきりシェアして、様々なことをわかち合っていこう。素晴らしい夢を実現しようと思うのなら、周囲の人の協力がなければ何もできない。どんな因果もやがてめぐりめぐって自分に戻ってくる。たくさんのお世話になっている人に感謝し、自分の個性で恩返しできるように頑張っていきましょう!