仲間づくり

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「とかくこの世は住みにくい」とは、人それぞれ価値観も違えば考え方も異なるため、そのような人たちが一堂に会したら、何かにつけて摩擦が起きやすくなること。そう、人間界はあちらを立てればこちらが立たずは当たり前。皆々が納得できるような、また喜べるようなことをするのは難しいもの。だからと言って自らの主義主張を抑えて、周囲に遠慮ばかりしていたのでは、自分らしい人生を歩むことはできない。誰もがさまざまなことですれ違いながら、生きていかなければならない宿命にある。みんないくつもの壁にぶつかりながら、いろいろなことに試行錯誤を繰り返し、ジグザグしながらも生きていくしかない。そのようなことを十分に踏まえて生まれた、社会の道理をわかりやすく例えた言葉だろう。

つまりこの世の中を円滑に生きていきたいのなら、お互いのこと理解しようと思う気持ちが大切だ。それぞれの個性を手探りしていって、相手のテリトリーを不要に刺激しない、安全で平和な距離感を図っていくのだ。お互いが楽しく付き合える、ほどほどの距離を探してあてて、快適な関係を築けるようにすればいい。そのためには目の前に現れる壁をコミニュケーションによって乗り越えること。共通の話題を見つけ出して、ざっくばらんに語り合い、その人と仲よくできる価値観を発見していく。なかなか上手く話し合えなくても慌てないこと。どんな人でも親しくなるには時間がかかってしまう。これまで積み重ねてきた人付き合いの経験を照らし合わせ、その時々の立場を置き換えて推察していくことで、心地良い人間関係でいられる距離がわかってくる。特に直感でピンとくる人なら恐れることはない。必ず仲良くなれる入口がある。自分のものさしを柔軟に使いながら、素敵な仲間を増やしていこう!

■中野 寿子 イラスト展 2019年10月11日(金)~27日(日) 11:00-18:00 お休み 10月22日(火)、23日(水)